ちょっと長いのを書くやつ

上京につきグラディウスを手放したものの、バイクから逃れられずTrident660を買いました。

Trident660から電源を取り出したい人たちに向けて

〜ここまでのあらすじ〜

最近ちょっとお肉が付いてきたtrident660。それを自宅の風呂に入っていたヱっちゃんたちから指摘され、つい全裸のままツッコミを入れてしまう…そして始まるお腹デイトナなダイエット生活!

 

 

 

というわけで今年2月にTriumph Trident660が納車されました。

ラブリークールやねベイベー

社会人になり多少お金に余裕が出てきたので新車で購入した。(なお休みは無い)

せっかく新車で買ったので、特にオプションはつけずしばらくは素材の味を楽しむことにした。

 

喜び勇んでツーリングをしていたのだが、オプションを付けなかったことによる最大の弊害に出くわした。

それはUSB電源が無いことだ。

気温10℃を切る極寒。モリモリ減っていくiPhoneの充電。引っ越して一年も経たない知らない土地。

バイクで迷子になるという恐怖につきまとわれるハメになった。第一京浜第二京浜の違いすら分からないのにどうやって家に帰ろうというのか。

そして思い立つ。USB電源付けよう。

 

長くなるので結論だけ見たい方はこちらへどうぞ。

 

Trident660からUSB電源を取り出すという困難

ということでUSB電源を取り出したいという現代人として当然の欲求に向き合うことになったkg_null。

早速「トライデント660 USB電源」でググる(社会人になったとはいえ貧乏性はすぐ治るものでは無いのだ)

まずは偉大なる先人による先行研究を探そう。そしてできることなら丸パクリしよう。

 

一般的な方法

ざっと調べると、どうやらヒューズボックスから取り出している方が多い。

シンプルだし分かりやすい。

ameblo.jp

 

ただこのやり方、ヒューズボックスをニッパーでちょっと切る必要があるらしい。

......ちょっと気が引ける。もっとやりようがある気がする。

もう少し時間をかけて他のやり方を調べてみることにする。

 

公式物販になんかあるっぽい

「Trident660 USB」でググると、USB KITなるものの存在を知るに至った。

ソケットから直でUSBになるらしい。

これならニッパー使わないでいいじゃん!

これよこれ!

https://www.triumphmotorcycles.jp/アクセサリー/電装品/current/a9828058-usb-charger-kit

 

しかしこいつ、なかなか良い値段がする。

webikeで本体だけなら4,000円超、ebayに至っては送料込みで9,000円。

 

しかもUSB一口しか取れないし、取れたソケットはシートの下。

違うのだ。穴が欲しい顧客に穴をプレゼントしてくれてはいるが、今回はドリルが欲しい。

キーONで動作して、リレーかませばバッテリーからETCでもグリップヒーターでもなんでも動作する。そんなきっかけのAccが欲しい.........。

 

..............ん?

これなによ

 

コペルニクス的転回とコネクタの発見

もしかしてもしかしなくてもこのコネクタから直で12Vを取り出せばよいのではないか?当然の発想である。

善は急げと早速コネクタ探しの旅に出るための荷造りをしていたのだが、出立する寸前で思い至った。

 

ところでこのコネクタ、どこに刺さるのだろうか.....。

www.youtube.com

こんなとき頼れるのは海外兄貴。

どうやらシート下の御誂え向きな場所からソケットが生えているらしいことが分かった。

これはいけそうだ。

改めてコネクタ探しの旅に出る。

 

コネクタ兄貴

というわけでソケットに刺さるコネクタを探す旅に出ることにしたkg_null一行。

まずは画像を頼りに探す。

(謎海外サイト注意)

https://shop.pogliani.com/de/303506-stromversorgung-kit-usb-gps-smartphone-sockel-original-a9828058-triumph-trident-660.html

君、誰?

全く見慣れないソケットである。

「バイク用 ソケット」

「motorcycle connector」

「mikuru creampie」

など思いつく限りの英単語で検索するも全然見つからない。マジでキモい。

 

小一時間探したものの埒が明かず、海外兄貴の動画を漁ることにした。

.............しれっとコネクタ出しとる。なんだこれ。

 

海外で一般的なコネクタなのかしら〜と思いながらコメント欄を見たところ、アタシと近い疑問を持った兄貴がいた。

意訳すると

「うぽつ。探してたまさにそれでそれ。神。せやけど概要欄にリンク貼ってあるプラグ動画と違うやつじゃね? 〜以下略〜 買うとき気をつけなはれや。」

だいたいこんな感じ。

 

そしてそれに対する諸々あったあとの回答が、この記事の全てです。

意訳「リンクに貼ったコネクタが本物で合ってる。画像にある赤いとこと黄色いゴムのとこバラしたらなんか刺さったw カチッとはならんけどなんか使えてる。よろ。」

 

天才すぎるだろ

しかもリンク先のコネクタは普通の防水コネクタだった。

要はここをパージすればいいらしいだけなのだ。

 

というわけで早速買ってみることにした。

 

実践編

なるほどこれはいけそうだ。

 

というわけで実装完了(acc電源であることをテスターで確認し、リレーのスイッチ側回路に配線しリレーの通線側にUSBを配線しハンドルバーに取り付けるなどしましたが全て画像なし)

 

無事ヒューズボックスを切断することなくUSB電源が使えるようになりましためでたしめでたし.......

 

忙しい人のためのまとめ

①なんでもいいので2ピンの防水コネクタを買います。

ペアどころかオス端子1個しか使いません。

https://www.amazon.co.jp/dp/B08T1DP1K6?ref_=cm_sw_r_cp_ud_dp_BHWTVE4663V42JVA94HQ

 

②シート下のAcc電源を見つけます

彼はひっそりと顔を覗かせる

 

③防水コネクタの赤いところをひっぺがす

 

④画像の極性になるよう防水コネクタに配線し取り付ける

字が小さいことに気がついたけど眠いのでこのまま貼らせてください

 

⑤キーオンで通電するacc電源12Vが取り出せる

うれしいね

 

————今年の夏は北海道に行きたい。

最後まで読んでいただきありがとうございました。