四国3/4周キャンプツーリング 3日目 高知〜足摺 160km
〜ここまでのうらすじ〜
昔々あるところに【kg_null】という少女と、【Gladius400ABS】という謎の生物がいました。8813人の姉からイジワル(ガッチガチのアイスをベッロベロなスプーンで食べさせる等)される日々を送るかなヱは、ある日パチンコで20万溶かした景品で390DUKEを手に入れます…。
というわけで3日目です.
目次はこちら.
童貞です.
今回は高知県内だけの移動である. とかく横に長い.
夏休みかつお盆最終日の四万十川方面に向かうということもあって、前日とは打って変わってどことなく楽しい雰囲気のある行程となった.
早速各区間のレビューである.
種崎千松キャンプ場〜仁淀川河口
土佐なんちゃら空港あたりからずっと走ってきた県道14号線をひた走る.
キャンプ場の真上にそびえるやたら高い橋を超えると、坂本龍馬の銅像のたつ桂浜へと分岐する交差点.
それをスルーして橋の位置エネルギーを消化し終えると左手にとてつもなく広い太平洋が現れる. この区間はずっとこの太平洋を左手に進むことになる. 遮蔽物がないので台風など強風の日は大変なことになると思われるので、天気予報には気をつけよう.
小生は朝の8時半頃に通過したのだが、通勤時間帯にも関わらず随分と空いておりとても気持ちよく走ることができた.
また、ほとんど全線白点線なので、とてつもなく遅い軽トラ(田舎あるある)の後ろについてしまったときなどは注意して追い抜こう.
徐々に正面の山が近づいてきて、どこまで続くんだろう…と思っていた真っ直ぐな道が終われば仁淀川の河口. 高知市とお別れして土佐市に入る.
仁淀川河口〜須崎
仁淀川を渡りきれば、ズッ友していた県道14号線とはお別れして県道23号線とお友達になることになる.
ここからは横浪半島の壮大なリアス式海岸に沿って西へと進んで行くことになる.
県道47号線と分岐するまではまさに海岸沿い集落の動脈、という雰囲気であり、午前中早くに走ったこともあってか軽トラやバンなど物流を支えるお仕事さんたちがバンバン走っており、交差点ごとに出て行ったり入ったりと非常に忙しい様相.
走り慣れている人たちばかりであり、ひやっとするシーンは全くなかったが、信号のない交差点での右左折待ちなど少々注意して走らなければならない.
また、工事中であったこともあるが路肩が狭く、あまり追い抜きでバンバン飛ばすという雰囲気の道ではないので、スピード狂兄貴たちにはあまりオススメできない.
とはいっても海岸堤防の上をひた走るので景色は非常によく、田舎らしく流れもなめらかなので、非常に快適に走ることができた.
マイペースツーリングおじさんたちには是非オススメしたい.
集落をいくつか越えて、高知県から休憩なしで走ってきた身としてはそろそろ休憩したいなと思いだす土佐市宇佐町に入ってしばらくすれば、右手にファミリーマートが見えて、コンビニはこれでおわり. 須崎市内に入るまではないと思ってもらって結構だ(見落としているかもという予防線).
ファミリーマートを越えれば左手に湾を跨ぐでかい橋が見えてくる. これが前述の県道47号線、通称"横浪黒潮ライン"である.
実は先ほどまで走ってきた県道23号線、ここからはかなり狭隘な生活道路となる. リアス式海岸の内側、波の少なく非常に綺麗な景色の中を走る区間もある一方、制限速度20km/h以下でクルマのすれ違いが困難な集落も通り抜けることになるので、ササッと走り抜けたい諸兄には全くオススメできない.
そんな皆さんにオススメしたいのが日本百名道にも数えられる横波黒潮ラインである. ひと昔前まで有料道路であったこの道は、きちんと整備されており線形も美しく、なにより素晴らしい景色の中を駆け抜けることができるという素晴らしい(2回目)道である.
今回全く下調べしなかった結果走り逃したのが悔やまれるほどの好評価. またいくことがあればぜひ走ってみたい.
というわけで狭隘県道23号の写真をいくつか.
すっごいリアス pic.twitter.com/CvLv6FMNqQ
— null (@kg_null) 2016年8月15日
途中のトンネル
さむかった
リアスを抜け、県道47号線と合流して田んぼの中を15分ほどいけば須崎市内.
県道23号線をまっすぐいき、橋を越えてケーズデンキが見えたら高架の側道に入ろう.
ここから松山までずーっとご一緒することになる国道56号線に入れば左手に休憩ポイントのセブンイレブンが見えてくる.
須崎〜道の駅 なぶら土佐佐賀
須崎市内に関しては普通の地方の街という雰囲気で、それほど気をつけることはない. 田舎あるある自動車社会なんだろうな、ということでクルマの出入りは多少多いが信号の手前で少し車列が長くなる程度で渋滞頻発ということでもないらしい.
さて、国道56号線に入って須崎市内を15分ほど南下すれば「高知自動車道(無料区間)」に入ることが出来る.
無料区間が始まるICはその名も "須崎西" である.
(西゚∀゚)アハハハハ八八ノヽノヽノヽノ\/\
この高知自動車道(無料区間)を用いれば、一気に四万十町中央までワープできる. かなり楽ちん.
この高知自動車道に関しては本当に書くことがない.
まさしくワープするための道路という風情で山の中をひたすら通り抜けるのみ.
暫定二車線なので対向車がトチ狂って突っ込んでくると死ぬ.
遅い車も時々いるが、定期的に追い越しゾーンがあるのでそこまでストレスというわけでもない.
あまり考えることもないので音楽でも聴きながらまったり流そう.
終点の四万十中央のインターは慢性的に渋滞するものらしい. 出口5km渋滞など辱暑の中で耐えられるものではない.
そこで小生は四万十中央のひとつ手前、四万十町東で高速を降りた. ここならすぐ国道56号線に復帰でき、高知自動車道のおかげか交通量の少ない片側一車線を四万十中央まで快走できる.
地方には欠かせない話だがこの辺りでも大規模な工事が行われているらしく、道路上ところどころ砂にまみれている箇所やダンプの後ろにつく場面もあったので、落下した砂利や急停車などに気をつけよう.
余談だがこの四万十町東〜四万十中央の区間では、かつては国道の休憩場所として栄えたであろう食堂のような建物の廃墟が散見された.
のどかな田園風景の中ポツンポツンと存在する荒れた物件の再利用先は見つかるのだろうか.
さて、渋滞にハマった各位を横目に見ながら四万十中央のインターを通過すれば、やっとこさ本日のメインディッシュ四万十市に辿り着く…と思ったら大間違い. ここから四万十市まで40kmほどあるのだ. ワケワカラン.
日本最後の清流四万十川の威光を取り入れたい地元の皆様が、市町村合併の際に四万十って付けたら被っちゃったというコントみたいな理由らしいが本当らしい. 詳しくはググってどうぞ.
ちなみにどちらも四万十川の流域なので間違いではないらしい.
街並みの規模はこちらは"町"だけあってこじんまりとしたもので、四万十川の観光名所沈下橋も基本的には四万十"市"の方にあるらしいのでひとまずはこちらは用無しだ.
というわけで今回はサクッと通り過ぎてしまおう.
土讃線の終点、四万十町役場のある窪川の街をかすめれば国道は急峻な山の中に入っていく.
先の四万十中央のインターから多少交通量は増えているのだがそれでもまだ気持ち良く走れるペースで流れており、ここからは山の中ということもあり随所で登坂車線がみられるので劇遅レーシング中のオバーチャンなどに遭遇した時は無駄に煽らず落ち着いたタイミングで抜き去ろう.
山の中の路面は綺麗というわけでもないが、主要道路であることもあり極端に荒れていることもなかった. しかしところどころ補修跡などが浮き上がったようになっているところもあったので油断してはならない.
それからこの山、どうやら地元のオニーサンたちの遊び場になっているらしく、主要なカーブのカードレールには漏れなく四輪が刺さった跡が残されており、小生が通る前にも事故があったようでガードレールにシルビアのバンパーが残されていたりもした. しかし昼間は平和な生活道路なので安心して走ろう.
2つほど軽い峠を越え、2つほど集落を越えればえらく開けっぴろげた盆地に辿り着く.
標識通りに右折すれば、道の駅なぶら土佐佐賀だ.
右折時に信号はないが、ところどころ流れの切れ目があるので落ち着いて曲がろう.
道の駅 なぶら土佐佐賀
∇ (@ 道の駅 なぶら土佐佐賀 in 幡多郡, 高知県) https://t.co/2mCkGVVf2u pic.twitter.com/0qaawDKGbD
— kg_null (@kg_null) 2016年8月16日
土佐佐賀ベクトルの勾配.
冒頭にも書いたがお盆期間中の四万十川方面ともあり駐車場の容量ギリギリ、入っては出て行くといった様子であった.
バイクの駐輪スペースは隅っこにあったらしいが現地にいたときはどの辺りにあるのか全く分からず、3,4台入れ替わりで常にいたバイクマンたちでクルマ1台半ほどのスペースをシェアしていた.
ひたすら山の中を進んできた盆地にあるがやたらと海の幸を推してくる.
地図を見れば確かに山を挟んで海の近くにあるのはわかるがしかし小一時間山の中を走ってきていきなり「カツオ!」などと言われてもピンと来ないのは事実. 淡水魚か?
途中信号がほとんどなく走りづめだったので少し疲れたため駐車場の隅っこではんなりしていると、2人組のおばちゃんがつかつかつかと寄ってきて
「あら〜〜〜〜あんたエラい荷物や、どっか遠くからきよったんか?(超絶早口)」
と、えらく労られながらどこから来たかだけ訊かれ
「∵⭐︎♨︎ゑ♡」(高知方言で「これあげるわ」だと思う)
という一言と共に
お話してたおばちゃんに頂いてしまった. これが遍路のある国か… pic.twitter.com/B7fSTMYxsW
— kg_null (@kg_null) 2016年8月16日
缶コーヒーをくれた.
四国すごい.
道の駅 なぶら土佐佐賀〜四万十市
土佐佐賀を出てしばらくすると突然目の前に海が広がる. さっきは(いきなりカツオとか言われても...)とか言ってごめん.
室戸岬以来のオーシャンビュー、適度なアップダウンにのんびりしたカーブ、最高の気分だが海沿いだけあって道への出入りが多い. さらにはキッズたちの往来もあったりと海以外にもお楽しみ要素は満載なので気は抜けない.
国道56号を15kmほど走れば黒潮町役場のある大方, 入野の町にはいる.
途中道の駅 ビオスおおがたという方がおられましたが土佐佐賀ベクトルの回転の方で満足したのでスルー. 一刻も早くお昼ごはん(ラーメン)が食べたい. もう4,5日ラーメン食べてない気がする.
大方の町を抜けて山を一つ越えればもう四万十市. 全体的に道が広く走りやすい夢の町だ.
ラーメン屋は何軒かあったが、お金をおろしたかったので郵便局が近くにあることを条件に選んだ. 現金は思ったよりすぐ減る.
まんき屋ラーメン 四万十店
店の前の道が広い.
豚骨醤油ベースだけど魚介が合わさっている気がするスープは若干酸味があり思っていたよりあっさり食べ切れた. キクラゲがやたらとマッチしていたがあれは神の思召しか何かか.
そして麺の記憶が無い. 確か大盛りにした気がするのだが.
店内は真夏に優しい冷房ガンガン、テレビは高校野球を映しており常連と思しきおっちゃん二人組は冷えた店内で中ジョッキをグイグイやりながらショートの守備を褒め称えていた.
まったりした空気感と涼しさのあまり永遠にここにいたい気持ちになったが、とにかく日が暮れる前にテント設営して一刻も早く眠りたいので後ろ髪を引かれながらも退店.
一刻も早くキャンプ場にたどり着きたいので中村宿毛道路でワープ.
これも片側一車線の道路. 例によって対向車線のクルマがトチ狂って突っ込んでくると死ぬ.
しかも田舎特有の流れの速さがあり、相対速度がとんでもない. 山の中を突っ切るのでのんびり走りたいランドスケープとは無縁とはいえ心労がたたる.
と思ったら突然びっくりするほど遅い軽自動車が現れたりするのでこれはこれでしんどい.
しんどいロードとはいえ信号も無く下道よりは快適だが、一瞬で終わる. 約15分.
さーて地獄の下道が始まるぞーと思ったら四国の先っぽすぎてあんまりクルマも走っていなければ信号もスパスパス繋がる魔法の道路(制限速度40km/h(80km/h))が始まった. なにこれ.
アップダウンも無ければキツいカーブも無いまあまったりとした道路を爽やかに駆け抜ければあっという間に宿毛市に着く. 最後のチェックポイントである.
宿毛でやっておくべきこと(上から優先順位が高い)
・給油 (ここから先にあるGSは大抵16時に閉まる)
・買い出し (ここから先にスーパーとコンビニは無いようなもの)
・風呂 (ここから先には無い) ←発見しました
優先順位がおかしいように感じられたことと思いますが間違っていません. 筆者がどう対処したかはキャンプ場解説の項で解説します.
さて、Googleマップくんは宿毛から国道321号線への誘導路として宿毛東駅の交差点を曲がったところにある橋で松田川を渡ることを要求してくるが、この誘いに乗ってはいけない. びっくりするほど狭い. ヤバい. あと渡りきってからの舗装が超汚い. ヤバい. 俺も通っていれば危うく対向車が来てキャンプ道具満載のバイクでバックするハメになるところだった. いやぁ危なかった. マジで死ぬかと思った.
さて、きちんとサンクスの角で曲がって国道321号線に入ったら、最初に信号のあるしまむらの角で左折、ここからは景色のそこそこ良く交通量の少ない道をまったり流せる. 超気持ちいい.
道の駅すくも
とにかく急いだので寄っていない. 大きなヨットが飾ってあった気がするのだがGoogleマップを探しても見つからない. これはどこの道の記憶だろう.
大月町までたどり着き、そろそろ山の中だし飽きてきたなぁと思ったくらいのところの信号で県道43号線に入る. 少し前にTwitterでバズっていた"透明度が高すぎて船が浮いているように見える海"の柏島の標識が出ているのでそのとおりに右折すればOKだ.
県道43号線に入ってそのまま道なりに1,2分走ったらすぐ"樫西海岸"の標識が出てくるので、それに従い左折. ここからは交通量もほとんどない.
そのまま道なりに5分ちょっと走れば樫西キャンプ場に到着する.
樫西キャンプ場
太平洋を望む快適な宿営地.
— kg_null🙆♀️🌷 (@kg_null) 2016年8月16日
情報強者すぎて日の入りの方角から後々木陰になる場所を予測してテントを立てるファインプレー.
時間と心に余裕のあるキャンプ、最高に楽しい…. pic.twitter.com/BAzNBEaoTk
概説
四国の一番左下にあるキャンプ場. もちろん無料. とにかく一番左下. 人里離れた...というわけではないが、急峻かつ曲がりくねった海岸線により、近くに漁村があるにもかかわらず周囲100kmなにもないような気分にさせられる.
オススメしたい理由ナンバーワンは、なんといっても人がいないことである. 風呂もなければスーパーもない四国の端っこに来ようという物好きはそうおらず、お遍路ルートにしようにもむしろ遠回りという位置取りのため四国にありがちなお遍路キャンパーもいない. 素晴らしい.
以下詳細.
駐輪環境
かなり広大な駐車場がある. ほとんど人がいないのでどこに停めても大丈夫である.
キャンプサイトまでは50mほど歩く必要があるが、そこそこ歩きやすい歩道が整備されているのでそこまで苦ではない. ただ駐輪場には割と虫がいる. 特にトンボとちっちゃいクモ. 毎年8月末に行くのだが、一晩でバイクのミラーの間に糸が伝っている. 早業.
それからこれはやったことがないのだが、キャンプサイトまでバイクを乗り入れてキャンプしている方も何人かおられる.
ちょっと狭い歩道と足場の悪い芝生をいかねばならないものの、テントすぐそばまでバイクを持っていけるので割と楽ちんになる.
テントの床濡れてたからひっくり返して置いといたら3分でカラッカラに乾いてわろてる pic.twitter.com/b32G6WKlfz
— kg_null🙆♀️🌷 (@kg_null) 2016年8月16日
キャンプサイトは丘の上にあり2段構成になっている、2段のうち下の段は駐車場に近いテニスコート1面ちょっとほどの平たい土地でよくファミリーがクソでかいタープを張ってはんなりしているが、道と木に遮られ自慢のいい景色は全く見えない. よって泊まったことなし.
次に上の段. こちらはまさに丘の頂上ですこぶる景色が良いものの、上記のツイートの写真にうつってる範囲でだいたい1/3くらいである. ただまあ埋まることはない. ここからは上の段に関して解説していく.
サイトはほとんど全部が芝生. アリさんが少々. そして広葉樹も少々. 熟年夫婦キャンパーは木陰でブルジョワキャンプを楽しんでいた. 俺も早く年収1000兆円になって最愛の妻と日本の端っこでゆるキャン△に勤しみたい.
丘の上なので(?)水はけもよく、夕立のあとでも真夏なら30分で割とカラッとする. これも推しポイント.
水場やシャワー,トイレのある建物が丘に埋まるように建てられておりその屋上は展望台になっている. 展望台からの景色がこちら.
Bon Voyage 空と海とが重なる
— kg_null🙆♀️🌷 (@kg_null) 2017年8月15日
そのブルー 切り開いて 風切って pic.twitter.com/sf6K3ZjgKp
太平洋一望
キャンプサイトの真ん中を横断し展望台に続く歩道に沿ってところどころベンチがあり、これが机代わりにできて非常に便利なのだ.
波の音聴きながらビールちびちびやって横になってるけど酔いも回ってお腹いっぱいで本当に気持ち良い. 寝そう. pic.twitter.com/LRnpAMhEx3
— kg_null🙆♀️🌷 (@kg_null) 2016年8月16日
おそらく半島の先っぽであることも影響していると思うのだが、強さはさておき"無風にならない"のもこのキャンプ場の特徴である. これの何が嬉しいかというと"蚊が少ない"のである. 加えて水たまりもほとんどないので本当に蚊が少ない. 生まれながらのモスキートマグネットである私にとってこれほど素晴らしいことはない.
水場
トイレは水洗. 匂いなどはないが無料キャンプ場ということもあり虫さんが多いので神経質な方は注意だ.
炊事場はない. 食器などは前述の展望台建屋の脇にある外水道で洗う. ちょくちょくアリさんがいる.
水はとてもきれい. 飲んでみたが2年半経っても身体に異変はない.
景観
バイクからのキャンプからのラーメンからのセイクで優勝してしまった pic.twitter.com/dfMwM2cloq
— kg_null🙆♀️🌷 (@kg_null) 2016年8月16日
遠くに来たなぁ pic.twitter.com/FMS5xOLdMt
— kg_null🙆♀️🌷 (@kg_null) 2016年8月16日
広大.
しかし特に最高なのは夜だ.
※無加工です pic.twitter.com/AVjnMzSzEQ
— kg_null🙆♀️🌷 (@kg_null) 2017年8月15日
満点の星空. 本当に素晴らしい. このためだけに行ってもいい. それほどの価値がある.
ぜひ機会があれば、行ってみてほしい.
夜
再三再四述べているとおり、人里離れたところにあるため夜はとにかく静か.
こんな最果ての地の、温水シャワーもなにもないキャンプ場に来るのはよほどの物好きかキャンプ慣れした老夫婦くらいのものなので、皆マナーわきまえておりそれがより静けさを助長している.
少し行った先に漁村があるため、早朝は漁に出る漁船のエンジン音が遠くに響く. これが割といい目覚ましになる. 朝日を眺めながら飲むコーヒーは本当に気持ちいい.
快眠&最高の起床ができたこともこのキャンプ場の評価を高めている.
買い出し
スーパーをご所望なら宿毛で買ってくるのが楽ちん.
これだけ人里離れたなどと連呼しながらも実はバイクで10分の距離にローソンもある. 日本すごい.
お手軽に済ましたければそれでもよいのだが、今回はここから33.4km離れた土佐清水の街まで足を伸ばしてお買い物に行ってみた.
宿毛から大月町まで走ってきた国道321号線でそのまま土佐清水まで行ける. この国道321号線は別名「足摺サニーロード」といい、日本の道100選にも選ばれている. 321でサニーということらしい. 6M1T.
海と崖の間を張り付くようにウネウネと続く道はサニーロードの名にふさわしく、常に太平洋を眺めながら走ることができる.
ずっとこんな感じ. 素敵な集落と素敵な海岸.
え、やだ、私のバイクかっこいい.....
スーパーはこちら. サニー&ジョニーマート. 営業は20時まで. 屋上駐車場が広くて便利.
土佐清水の街にはなんでもある(プリズムストーンはない)のでなんでもできる. あ、それから銭湯もない.
というわけでここからが本編. お風呂です.
お風呂
キャンプ場にあります!!!
ただし冷水シャワーのみです.
というわけでこれ以降の記事は冷水シャワーの素晴らしさをひたすら説くものとなります.
冷水シャワーの素晴らしいところを挙げてみると
1. つめたい
2. つめたい
3. つめたい
以上3つあるので順を追って説明しよう.
まず1つめ、つめたいについてだ.
樫西キャンプ場の冷水シャワーは生半可な冷たさではない. 上水タンクがありそこから水を引いている水道のような生ぬるさは一切なし. 容赦なく冷やしてくる.
これの何が素晴らしいのかというと、頭に染み渡るのだ.
シャワーヘッドから飛び出した冷水は、ヘルメットの中で蒸された頭を濡らしていく. 開ききった毛根がキュッと締まる音が聞こえるようですらある. 溽暑の長旅に疲れきった頭は即座に冴え渡り、夜に向けた準備に考えを巡らせる.
冷水シャワーはすばらしい.
つづいて2つめ、つめたいについて.
人里離れた土地特有の"水は大事に使いましょう"という張り紙が一切見られないことから、おそらく湧き水が何かを使っているものと思われる(ソースなし).
これの何が素晴らしいかというと、浴びているうちに身体の内側からぽかぽかしてくるのだ.
夏の日差しの中を長時間走行し汗だくになった身体を清めさっぱりしたあと、芯からぽかぽかする身体を夕方の涼しい風に当てながら冷えたビールを飲む.
冷水シャワーはすばらしい.
さいごに3つめ、つめたい.
水を惜しまない姿勢は水圧にも現れており、プールサイズで大きめのシャワーヘッドから勢いよく飛び出した冷水は全身を包み込む.
これの何が素晴らしいかというと、身体の表面がひんやり冷えるのだ.
ぽかぽかする内側にくらべてひんやり冷え切った体表面は、シャワー終わりの爽やかさをより高め、お風呂上がりに汗をかいてちょっとベットリ...なんてこともなくキャンプの夜を過ごせる.
冷水シャワーはすばらしい.
以上冷水シャワーのすばらしさについて語ってきた. 真夏の冷水シャワーatキャンプ場は本当に気持ちがいいので皆さんも是非一生で一度は体験してみてほしい.
続いてスーパー銭湯&温泉情報です.
行ったことないので情報の列挙になりまつ.
椰子の湯
リゾート温泉に入りたい香具師はこちらへ.
なんかめっちゃ綺麗っぽい. あと良いホテルの中なのでドロドロの格好でいくと疎まれるかも.
樫西キャンプ場からバイクで約30分←ちょっと遠い!
600円←まあまあ!
13時-22時←長い!
ちなみに朝は6時からやってる. 偉い.
ホテルベルリーフ大月
公式サイトに記載はないが、JTBのサイトによると日帰り入浴ができる"らしい"(確実でない情報).
ということらしい. 要確認.
樫西キャンプ場からバイクで約10分←近い!
540円←安い!
16時-22時←ちょうどいい!
夜は"22時までに入場すればOK"なのか、"22時で終了"なのかはちょっと分からない.
高知~足摺編は以上です. とりあえずちょうど1万字になりましたのでこのあたりで.
4日目へ続く.